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10月

2011

サミット 新たな店舖フォーマット確立のための実験店「成城店」をオープン

 サミットは10月26日、新たな店舖フォーマット確立のための実験店「成城店」をオープンした。

 田尻一社長は「ライフスタイルの変化と共に、お客様の買われ方が変化している」として、新たな売り場作りの実験を同店で行っている。

 

1、店内で販売している生鮮を用いた惣菜作り

 例えば青果であれば、カットした野菜や果物、魚や肉を使ってのサラダ。スチームした蒸し野菜や量り売りでの提供も行っている。鮮魚では当日水揚げされた鮮度のいい魚のみを下処理して焼き上げたものを提供。「非常にふっくらとしていて、時間がたっても水分含有量が多く、美味しくいただける」(田尻社長)。さらに精肉では田尻社長が直接指導したという豆腐入りのハンバーグや、スペアリブを焼いて提供する。「従来の冷凍食材を使ったものと比べて格段に美味しい」(田尻社長)。これらは惣菜コーナーでなく、青果、鮮魚、精肉の各コーナーで展開していることも特徴だ。

 

2、超クロスMD

 これまでは素材や温度帯別にわかれていた売り場を、用途別に組み直したもの。例えばパスタは、パスタアイランドとして、冷蔵、冷凍のケースを加食コーナーに設置し、乾麺のパスタとともに、冷凍パスタ、生パスタを一緒のコーナー化することで、お客にとっての利便性を追求。またスパイスコーナーとともに冷蔵の生バジルなどを展開している。

 

3、おためし家

 田尻社長の肝いりプロジェクト。なかなかいつも食べているもの以外の商品に浮気しないお客に対し、味を知ってもらうための試食コーナー。食べてみたいけどちょっと高くて失敗したら嫌だなとお客が思う商品を選ぶ。現在は本部の営業企画部が商品部と話し合い、店長とともに商品を選出。1週間ごとに6アイテムを試してもらう。お客のリクエストも受け付ける予定。セルフ方式で、お客に聞かれたら答える仕組み。「メーカーさんの反応が良い」と服部哲也・執行役員営業企画部マネジャーは言う。

 

4、地域に解放するコミュニティスペース

 レジ後方にあるフリースペースを地域に解放することで、地域の集まりやイベントなどに使ってもらうようにした。中には調理器具も揃えてあり、料理教室も開けるようになっている。

 

 このように素材中心の発想から用途別や半加工・半調理品などの売り場発想に切り替えたことで、従来の商品の扱い方について店長が横串を刺すべく、部門を横断的に管理することになっている。

 また各部門の惣菜の作業は人件費アップ要因となる。ただし、売り上げも上がるとして、「今はまだばたばたしているが、半年くらいすぎればオペレーションも落ち着いてくる。どこの部分で人件費が安定するかはそのときになってみないとわからない」と田尻社長は語る。

 価格政策は以前と変わらず世間相場。近隣にはオーケーも出店しており、成城であっても特別に価格を高くしたりはしないという。

 売り上げ目標は初年度で30.1億円。2年目で35億円を目指しており、10年目で50億を目指す。これは現在のサミットの中では王子店(45億)を抜く一番の売上高となっている。

 

 

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